理事長あいさつ
昭和55年に開設以来、診療圏は、広野町を中心とした双葉郡、いわき市、南相馬市や他県と広域に分布しており、入院に重点を置いて地域医療に取り組んでおります。開設から平成7年に医療法人社団養高会を設立するまでの間、地域の高齢化は、当初の予測を超えた速さで進み、それに対応するための組織つくりと、医療の質の向上に励んでまいりました。しかし、医療環境の変化は著しく、平成12年には療養病棟を、平成14年には精神科病棟の増改築を行い、療養環境のさらなる充実を目指し、現在の病床数に再編いたしました。
平成23年3月11日の原子力事故以降も、地域医療を守るため一日も休むことなく診療を続けております。
私たちはこの地域にたった一つ残った病院として、今後も前理事長・院長高野英男の遺志を受継ぎ、患者さん並びに地域の皆様から必要とされる医療機関として、職員一同、どんな時でも、自分たちの出来ることを粛々と行なってまいりたいと思っております。
しかしながら双葉郡において、一民間病院が医療を継続するのは大変厳しい状況であります。今後も皆様のご支援をいただきたく、お願い申し上げます。
理事長 高野己保
院長挨拶
地域の皆様が健康で元気に、そして自分の故郷で過ごす『希望』を実現する。高齢化が進む広野町で『健康寿命(福島県ではお達者度)』を延ばす。そんな皆様の願いを私たち高野病院がお手伝いいたします。
医療サービスの提供だけでなく、医療・福祉に関する情報発信や支援を行い、地域に真に必要とされる病院づくりを目指します。高野病院は、町づくりにも健康づくりにも欠かせない存在でありたいと願っています。
院長 社本 博