まだまだがんばります!!
高野病院事務長の高野でございます。
高野病院 は、屋内待機地域に立地しております。
停電の上、病院の電話、FAXが不通、携帯も不通で、外部からの連絡手段がなく、
入院されている患者さんのご家族及びお知り合いの方は、大変ご心配をされたことと思います。
ここにお詫び申し上げます。
また、新聞、ネットで一部誤った情報が流れ、ご心配をおかけいたしましたこともあわせてお詫び申し上げます。
入院されている患者さんは、みなさまお元気でお過ごしでいらっしゃいます。
状態の安定している精神科患者さん32名、内科患者さん22名は、
本日すべて他県への移送が完了いたしました。
しかし、院長の判断で、少しでも動かすと命の危険がある患者さんなど37名は、
移送することなく、高野病院で医療を受けております。
原発の問題で、避難所へ移動しなくてはならなくなったスタッフが
出勤してこなくなってしまいましたが、
例え放射が漏れても、患者さんがいる限り自分たちは看護、介護を続ける!!という
強い信念と、高い職業意識を持ったスタッフで、11日の地震発生から今日までずっと
泊まり込みで、不眠不休のなかで患者さんをお守りしています。
国、県の物資等の支援をいただいており、環境も整備されております。
毎日ふらふらになりながら、病棟で看護・介護をしてるスタッフ達ですが、
なぜか笑い声が絶えることがなく、明るく朗らかに一致団結して働いております。
患者さんがいる限り、「逃げない」スタッフには頭が下がります。
そんなスタッフのために、できることはすべてやらなくては・・・と私もがんばっております。
残っている患者さんをしっかりケアし、
搬送された患者さんが再び高野病院に戻ってくるまで、
私たちはまだまだここ、広野町でがんばります。
連絡が取れずにおります、ご家族のみなさまどうか、ご安心ください。
患者さんはみなさんお元気でお過ごしです。搬送された方々も、お元気にされていると
先方の病院からご連絡をいただいております。
電話はいまだに不通ですが、ネットはつながりましたので、お問い合わせは
以下のアドレスにお願いいたします。
takanohp@cyber.ocn.ne.jp
この場にて、被災されました方にお見舞いを申し上げます。
自分ができることを一生懸命に・・・がんばっていきましょう!!
その先には、きっと良いことが待っていると信じております。