高野病院のブログ

ありふれた日常

2011年03月31日(木)更新

こんにちは、事務長の高野です。

 

 

 

震災から20日が経ちました。

 

 

 

高野病院には、看護・介護スタッフも次々と戻ってきてくれて、とても賑やかです。

 

 

 

 

震災からずっと、ナースステーションと事務所に挟まれた場所で仕事をしている事務長、

 

 

 

 

「ICTのファイルどこにやったのぉ!!!ちゃんともどしてよぉ・・・」

 

 

 

と、ナース側から聞こえてくる声・・・

 

 

 

一時避難所から仕事に来てくれている、事務スタッフの電卓の音・・・

 

 

 

 

そんな日常的な音を聞いていると、

 

 

 

外が未だ復興の進まない町であることを忘れてしまいます。

 

 

 

双葉郡の医療機関・福祉施設はすべて原発から20キロ圏内のため

 

 

 

すべて退避、今後の再開の見通しはないのではないかと思われます。

 

 

 

広野町と境のいわき市も一部医療機関や介護施設が

 

 

建物にダメージを受けてしまいました。

 

 

 

 

高野病院は、30キロ圏内にあり、屋内退避エリアです。

 

 

地震にもびくともせず、津波の被害もありませんでした。

 

 

建物が使えて、スタッフが戻ってきて、機能している病院が、

 

 

 

このまま打ち捨てられてしまうのか・・・

 

 

 

ありふれた日常の中で、少しだけ弱気になった事務長でした。

 

 

 

 

 

 

でも・・・

 

 

 

 

高野病院は双葉郡と、いわき市の北部の医療の最後の砦だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

精神医療、地域医療、老年者医療に情熱を燃やす院長とスタッフ

 

 

 

 

 

ここで頑張る限り、私も負けちゃいられないと思います。

 

 

 

 

 

みなさんもどうか、応援してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

一日も早い町の復興を願うばかりです。

 

 

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