報道につきまして
高野病院事務長の高野です。
ブログを更新してから、みなさまのあたたかい励ましを沢山いただきまして
本当にありがとうございます。言葉では言い表せないくらい感謝しております。
みなさまからのメッセージは私たちスタッフの元気の素になっております。
高野病院は原発から20キロ~30キロの屋内待機エリアとなっておりますが、
先日このエリアでも、自主避難促進という政府の方針が報道されました。
このため、高野病院にもたくさんの報道関係の方たちから
取材の申し込みを受けております。
ここで、高野病院 院長高野英男からみなさまへコメントをお伝えさせていただきます。
「私たちは、ひっそりと、淡々と、スタッフと一緒に、毎日の責務を果たしているだけで、
できればそっとしておいてください。」
これが高野病院からのお答です。
搬送の打ち合わせの際に、「看取り」という言葉を何度も聞かされました。
残るのは「看取りの患者さんなんですね」というのが担当者たちの決まった言葉でした。
そのたびに私たち高野病院スタッフは、憤りを感じておりました。
私たちは、患者さんが安楽に少しでも長く生きていただくために
できるだけ良質の医療を提供しています。
もちろんご高齢の患者さんが多いので、急変もあります。
しかし、最後まで諦めずに医療を行っているのです。
重ねて申し上げますと、「看取り」ではなく、「医療」を行っているのです。
私たち高野病院スタッフは、患者さんのそばに寄り添い、
院長の言葉通り、淡々と毎日の責務を果たしているだけです。
このような中で、確かにスタッフの数は少なく、資源にもかぎりはありますが、
いつもと同じ業務を工夫しながら成し遂げております。
みなさまのご理解をいただきたくお願い申し上げます。